
なんでも頑張りすぎる小柄なあなたへ。
基本的に小柄さんは頑張り屋です。断言します。
その理由は「人より頑張らないと認めてもらえないかも」という不安か、「体格の差なんかで負けたくない(誰かに頼らないとできないなんて嫌)」という負けず嫌いか、どちらかだと思うんです。
どちらも強い小柄コンプレックスからきたものですね。
ちなみに20代のわたしは両方でした。
仕事でもプライベートでも、いろんなことを一人で頑張りすぎていた自分がいました。
「完璧にやろう」というよりは、「こんなわたしだって一人でなんでもできるはずだ」という、根拠のない自信で。
でも、職場の先輩に「全部自分でやろうと思わないで、もっと人を頼っていいんだよ」と言われ、当時の彼氏に「甘えるのが苦手なんだね」と指摘され、気付いたんです。
ひとりで頑張りすぎることの痛々しさに。
小柄コンプレックスで、できるだけ背を高く見せたくて、10cm以上の高いヒールの靴を履いている小柄さんを、たまに見かけます。
その後ろ姿は、全体バランスを見ると靴が目立ちすぎて、歩き方もぎこちなくて…気持ちはわかるけれど、とても痛々しいのです。
何事にも頑張りすぎる小柄さんは、それといっしょです。
周りの人からは「そこまで頑張らなくてもいいよ、頼っていいよ」ぐらいに見えています。
会社、家庭、学校、子どもの行事、ママ友や趣味サークルの集まり、あらゆる集団生活の中で、あなたが頑張っていることは、あなたが思っている以上に周りの人に伝わっています。
小柄さんは「普通に頑張る」「頑張り過ぎない」ぐらいで、「人より頑張っている」と思われるんです。
そして思わず助けたくなるキャラなんです!
そこを認めませんか?
この見た目で「ラッキー」ぐらいに厚かましく思って、ちょっと肩の力を抜いて、人に頼ってみませんか?
頑張り屋さんのあなたには、とても勇気がいることかもしれません。
あなたが「助けてほしい」と伝えることは、小柄コンプレックスに負けることではなく、それを強みに変えることです。

勇気を出して押してみよう。
負けず嫌いで頑張り屋さんのあなたが、そのヘルプボタンを押してくれるのを、周りの人は待っています。
あなたを助けたい!と思ってくれている周りの人の存在は、小柄なあなたの強みであり、特権なんです。
そう素直に思えるようになった30代のわたしは、多くの人に助けられながら、あんまり頑張らずに、頑張っていると思われてます。
毎日がとても楽です。
あ、仕事はちゃんと頑張ってますよ(笑)。
ファッションだって、実はいっしょなんです。
サイズが合わないから何を着ても似合わない!
本当はこんなファッションをしたいけど、スタイルよくないし、どうしていいかわからない!
自分ひとりでは解決できないモヤモヤは、ファッションでも、人に助けてもらうことは負けではありません。
どちらかと言えば、諦めてしまうことが負けです。
ひとりで悩んで時間をかけることが、頑張りすぎていることだと(損をしてしまっていることに)気づいてほしいのです。
わたしもこのお仕事を始める前、専門家に自分のファッションを客観的に見ていただきアドバイスを受けました。パーソナルカラー・骨格診断も受けました。
それらの結果から、わたしは自分のスタイルアップコーデに自信を持つことができ、過去のわたしと同じようなお悩みを持つ小柄さんに、お伝えしたいと思えました。
しかも、こうして素直に人に助けを求めたことが、実はこのお仕事を知るきっかけにもなったのです。(それまでは、パーソナルスタイリスト自体を知りませんでした)
だからあなたも、人に助けてもらうこともひとつの選択肢として、いろんなお悩みをできるだけ早く解決してくださいね。
頑張りすぎることに疲れてしまう前に、気持ちをどんどん楽にしていきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
低身長・小柄さん向けファッションアドバイザーとして活動しています。